こんにちは。tsuneです。
今日からは会津三十三観音の巡礼について書いていこうと思います。
ディープな会津をご紹介します。
会津三十三観音とは?
その始まりは、観音様が苦しみに悩む人々を救うため、その身を33もの姿に変えて現れてることから生まれた観音信仰にあります。
会津三十三観音は33の札所がどのように決められたかどのように順番をつけられたのか、詳しくは明らかになっていないそうです。
ただ、由来の一つに、保科正之公が会津藩主として入封した寛永20年(1643年)以降に成立したとの言い伝えがあるそうです。
江戸時代には四国巡礼が庶民の間にも浸透しました。だが四国への旅はあまりに遠くてお金もかかるため領内に霊場を設けたと言われています。
こうして親しまれてきた会津三十三観音の巡礼。
会津では「会津めぐり」と呼ばれています。
特に農村部の女性たちによって盛んに「会津めぐり」が行われるようになっていきます。集落ごとにそこに住むご婦人たちが集まって婦人会とか会津めぐりの会とかを作って何年かに一度廻ったりしています。うちの母も自分が子供の時に一度廻りました。
自分の義母などはずっと子供ができず姉妹と「会津めぐり」をしたそうです。そうして生まれたのがうちの奥様とのこと。
自分は会津に生まれて会津に住むからには一度は巡礼してみたかったのと友人が体調をくずして会社を辞めてしまったりして願掛けのつもりで巡礼を始めました。
札所は会津盆地を一周するように点在しています。それは観光地とは無縁の集落の中や山の中にあり地元の人によって守られています。会津の人のいろんな思いで大切に守り親しまれてきたのが「会津めぐり」です。
巡礼の仕方
一番札所から三十三番札所、番外が三か所の合計三十六の札所があります。
自分はGoogleマップを元に一番札所から順番に巡礼して回りました。Googleマップに〇〇観音と入力すると出てきます。
自分の場合は2019年5月19日一番札所の大木観音から始めり9月23日に番外三番札所の鳥追観音まで約四か月時間をかけました。休みの時に2~3か所を巡礼してきました。
会津盆地は広いため移動に時間もかかってしまいます。なかなか時間がないと廻れないと思います。喜多方エリア、会津若松エリアなどエリアごとに日にちを別けて巡礼されても良いかと思います。
会津三十三観音のホームページにモデルコースが載っていますので参考にされると良いかと思います。またタクシーやバス会社でバスツアーやタクシープランなどがありますのでそちらを使ってもよいかと思います。
御朱印について
会津三十三観音巡礼では三十六札所すべてで御朱印をいただけます。
一律300円です。
会津三十三観音専用御朱印帳が会津坂下町の
三十一番札所の立木観音で販売されています。
こちらの御朱印帳は札所ごとに名前が書いてあります。
番外二番札所の柳津観音ではいわゆる観光御朱印と呼ばれるような御朱印がある御朱印帳には書きませんと注意書きが貼られていますのでご注意ください。
札所でいただける場合のほかに札所を管理するほかの寺院でいただける場合、札所近くの個人宅でいただける場合など様々です。
寺院でもそうですが特に個人宅などは不在の場合が多くあり参拝したその日に御朱印がもらえない場合もございます。
御朱印をいただける場所は札所ごとに地図が置いてあったりするので迷わず行けるのではないかと思います。
参拝にあたっての注意
- 駐車場がないお堂が多いので近隣の迷惑にならないようと駐車してください。
- 山の中にあるお堂もあります。歩きやすい靴で巡礼されることをおすすめします。
- 山の中にお堂付近には熊が出没しているところもあります。熊鈴を持つなど対策をしてください。会津のホームセンターには熊鈴が売っています。
- 足元も危険なところがありますので無理はしないように。
それでは古くより会津の人に親しまれてきた「会津めぐり」の旅を楽しんでいただきたいと思います。
次回から自分が巡礼をした記録を載せていきたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
参考サイト