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福島の会津から

【飯豊連峰】会津に住むおじさんが今度こそ飯豊連峰の綺麗な眺望を見ようと三国岳(1644m)に登った話。【剣ヶ峰】

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 こんにちは。tsuneです。

 

 7月3日(土)に飯豊連峰の三国岳(1644m)に登ったお話です。

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〈目次〉

 

 今日は仕事のお客さんと会社の同僚の3人での山行です。最近、そのお客さんとは営業で訪問すると山の話ばかりしていて、土曜日休みだから三国岳に行こうと今回の山行が決まりました。前日まで天気が心配でしたが「晴れマーク」も入ってきたので決行になりました。

 ちなみに三国岳という名前は全国各地にみられ、三国の国境に位置する山に名付けられる名前だそうです。この三国岳は越後(新潟)・出羽(山形)・陸奥(福島)旧三国の国境に位置します。飯豊連峰の南側にある山です。

御沢登山口

 今回は喜多方市山都町にある御沢登山口から出発します。

 登山口の手前には御沢野営場というキャンプ場があるのでここに車を停め管理棟で登山カードを書きます。この野営場には水道もトイレもあります。ここで準備を整え出発です。

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 ここから500m先が登山口です。杉並木の中を歩いて行きます。

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 晴れてはいませんがなんとか天気は持っています。昨日の夜は雨が降っていたのですでに蒸し暑く森の中は湿度が高いです。

 歩いて行くと御沢登山口に到着です。

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 この登山道は飯豊山頂にある飯豊山神社への表参道になっているそうです。

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 お不動様の祠があったので登山の安全を祈願して手を合わせます。

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 飯豊連峰の案内板。

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 それでは三国岳へ出発です。

長坂

 下十五里まで

 登山開始からいきなり急坂になります。この急坂、長坂と呼ばれています。まずは下十五里という休憩ポイントへ。一里が十五里にも思われる所からその名前が付いているとか。この先中十五里、上十五里と続いていきます。

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 そしてすでに森が深い。

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 振り向くと登って来た登山道。かなり急です。

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 そして、下十五里に到着です。

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 すでに汗だく。ちなみにまだ700mしか進んでいません。

 ここで少し休憩です。

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 中十五里まで

 少し休憩した後中十五里へ向けて出発です。ここからは500m刻み。まだまだ急坂は続きます。

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 このあたりで仕事のお客さんの体調が少し悪いようで休みながら中十五里に登っていきました。軽く熱中症でしょうか。

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 そして、中十五里に到着です。中十五里で少し長めに休憩をします。

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 上十五里まで

 休憩して体調も回復したようです。やはり今日は気温も湿度も高いので体調には十分気をつけないといけません。水分補給だけじゃなく塩分も。

 まだまだ急坂は続きます。

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 こんなところも登っていきます。

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 長い上り坂。急だ。

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 汗をしぼりながら上十五里に到着です。

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 笹平~横峰

 つぎの休憩ポイントは600m先の笹平です。このあたりから洗堀が進み登山道が側溝状になっている箇所が多くなります。

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 なかなか歩きずらい所もあります。慎重に歩いて行きます。

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 そしてまだまだ急坂も続きます。汗はどんどん流れます。

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 そして笹平に到着です。この場所は笹平と言うだけ合って周りは笹だらけでした。眺望は開けているので本当は綺麗なのでしょうが雲の中でした。

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 笹平で少し休憩して横峰に向かいます。

 長坂よりは傾斜は緩やかになりましたがそれでもまだまだ登っていきます。どんどん標高を稼いでいきます。

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 このあたりから時々日も射してきました。このまま晴れてくれーとお願いしながら登っていきます。

 そして、横峰に到着です。

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 横峰には小屋があったらしくその残骸でしょうかトタンが残っていました。

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水場~地蔵山下分岐

 横峰からは登山道の斜度も緩やかになっていきます。それでも小さなアップダウンを繰り返します。

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 このあたりは水が貯まる場所なのでしょうか登山道がぐじゃぐじゃしています。なるべく靴が濡れないように歩いて行きます。

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 登山道には木なのか根っこなのかわからない場所があります。慎重に歩いて行きます。

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 そして、水場に到着です。

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 冷たい水です。顔を洗って水を補給しました。

 そこからもう少し歩くと地蔵山への分岐になります。

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 こちらが地蔵山方面。

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剣ヶ峰へ

 そして、ここから飯豊山の名所、剣ヶ峰を目指します。

 このあたりから登山道の脇には花が見えてきました。

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 そして、ガスも所々とれて先の山波が見えてきました。

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 まだまだ登山道が続いています。花を見ながら登山道を登っていきます。

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 太陽の光も見えてきました。

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 そしてこちらがたぶん三国岳の山頂方面。

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 雲が尾根にそって流れていきます。これは綺麗です。

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 そして、登山道を進むと剣ヶ峰取り付きです。ここから岩場の険しい道が始まりました。

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 ポールを締まって手袋をはめました。慎重に登っていきます。

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 日差しも強く射してきました。沢のガスも次第に晴れていきます。

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 険しい道の脇にはきれいなヒメサユリが咲いていました。

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 慎重に慎重に一歩一歩確実に登っていきます。

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 これはかなりドキドキします。両脇は沢になっていますが落ちたら終わりです。

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 そしてロープを掴んで登る岩場も。

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 この山を登ればいよいよ剣ヶ峰です。

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 喉を潤してから登ることにしました。神経も使ってけっこう疲労してそうです。

 山頂もガスの向こうに見えてきました。

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 想像していた上を行くすごさです。

剣ヶ峰

 そして、剣ヶ峰の指道標が。

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 根元が朽ち果てて倒れています。ここからさらに慎重に進んで行きます。

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 鎖場です。つかんで慎重に登っていきます。

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 登って上から。

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 さらに岩場は続きます。滑落事故も起きている場所なので本当に一歩一歩慎重に。

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 そして剣ヶ峰を抜けました。

 手書きの案内がありました。あと3分?

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 あと3分を信じて歩いて行きます。

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三国岳(三国岳避難小屋)

 そして、ついに三国岳山頂です。

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 いつの間にか青空も見えていました。

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 避難小屋にはわんこもいます。

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 座標などはないようですが一応ここにと山小屋のおじさんが教えてくれました。

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 たぶんここが一番高い所でしょうか?ここでいつものやつを。

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 そしてここから綺麗な飯豊本山が見えるはずなのですが雲の中でした。

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 飯豊連峰最高峰の大日岳もかすかに見えます。

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 雲の切れ間からきれいな積乱雲も見えてきました。

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 ここでお昼ご飯を食べました。ちょうど12時ぐらいです。

 山頂に一時間ほどいましたがいっこうにガスは取れてきません。

 というわけで下山します。

下山

 下山も注意が必要です。登り以上に慎重に降りていきます。

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 足場の下はこんな感じです。足がすくみます。

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 一歩一歩慎重に。

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 剣ヶ峰を無事に抜けさらに降りていきます。この山は降りるの汗をかくような急坂です。足元が滑らないように慎重に降りていきます。

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 降りていく間、時折雲がなくなり遠くの街並みが見えたりします。これで雲がなかったらどれだけの絶景かと残念ですが。絶景は次回見たいと思います。

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 時間はかかりましたが無事にもう少しで登山道の入り口です。

 そして登山口に戻りました。もう一度お不動様に手を合わせ登山道に向かって一礼しました。

 御沢野営場へ歩いて行く杉並木。

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 無事に下山です。

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ヤマレコ

 スタートしてからしばらくGPSを捕捉していなかったらしく途中からになってしまいました。

アクセス

  去年始めた登山、目標を飯豊山に登ることにしていました。今回はその途中まで登ることができました。

 剣ヶ峰は本当に注意が必要です。

 自分はもう少し県内の他の山を登って経験値を積んでから飯豊山にチャレンジしたいと思います。

 今回また絶景の飯豊山を見ることはできませんでした。これはまだお前は来るなと飯豊山に言われているような気がします。装備も経験も積んでチャレンジしたいと思います。

 

 tsuneでした。

 長くなってしまいましたが最後まで読んでいただきありがとうございます。