こんばんは。tsuneです。
第十五番札所は会津若松市神指町にある
「曹洞宗吉高山福昌寺 高瀬観音」です。
たかせかんのん
第十四番札所からは1.5㎞ぐらいの距離にあります。「下荒井観音」からは蟹川橋をわたって神指町にあるケヤキの大木を目指して進んでください。
新しい道を抜けると「高瀬の大木」が見えてきます。
集落に入る入り口には案内板があります。
案内板を曲がると「高瀬の大木」の隣に観音堂が見えてきます。
観音堂
無住とはいえ境内は広く立派な本堂も隣接しています。
境内に入り口には鳥居のような門が建っています。
言い伝えによると、かつて京都と奥州平泉を行き来し、商いをしていた金売吉次・吉内・吉六の三人兄弟がいたそうです。承安2年(1172年)、三人は近くの応湖川を船で渡ろうとしたところ、急な増水で船が転覆し、吉六は川に投げ出されてしまったそうです。吉次と吉内は弟を弔うため観音堂を建立し観世音像の中に黄金を納めて安置したと言われています。
こちらのお堂の水引にも立派な彫刻がなされています。
いつものようにお堂の中も覗いてみました。
観音様を見ることはできません。
本尊は四尺五寸ぼ十一面観世音立像が納められています。
お堂の中の左側です。
右側も。観音様が見えます。
金売三兄弟のお堂
境内には言い伝えとして残る金売三兄弟のお堂が観音堂の正面に建っています。
小さな祠のようなお堂です。
お地蔵様
境内の入る門をくぐるとお地蔵さまが迎えてくれます。
高瀬の大ケヤキ
お堂の南側には慶長5年(1600年)上杉景勝が神指城を築こうとした遺構である土塁の一隅にそびえ立つ「高瀬の大ケヤキ」がずっしりと根をはっています。
途中から幹が3つに分かれておりりっぱなケヤキの大木です。ケヤキの周りを木で出来た遊歩道が整備されています。
樹齢は約500年。樹高は約23m、幹の太さは約12mあります。
幹の中は空洞になっているようです。
周りには20本のソエイヨシノも植えられており春にはケヤキの周りを華やかに彩ります。
御朱印
お堂に御朱印をいただけるお家の地図が貼ってあります。
境内の入り口にも案内板があります。
こちらがいただいた御朱印です。
アクセス
高瀬観音(たかせかんのん)について
御本尊:十一面観世音菩薩
会津若松市神指町高瀬81
駐車場:駐車場はありません。小さな車なら境内に入れると思いますが農道の邪魔にならないところに駐車した方が良いと思います。
祭礼:8月9日
御詠歌
「乗り得ても心許すな天小舟 高瀬の波は時を嫌わず」
のりえてもこころゆるすなあまおぶね たかせのなみはときをきらわず
tsuneでした。
最後まで読んでいただきありがとうございます。