こんばんは。tsuneです。
番外二番札所は河沼郡柳津町にある
「臨済宗霊巌山圓藏寺 柳津観音」です。
やないづかんのん
〈目次〉
第三十三番札所御池観音からは約14㎞の距離にあります。
会津坂下町の国道49号線を新潟方面に向かいます。
七折峠のトンネルを抜け、磐越道につながる交差点を左に曲がってください。
左に曲がると国道252号線です。只見方面に向かいます。
あとは「福満虚空蔵尊」の案内に従って進んでください。
今日は正面の石段を登ろうと思いますので柳津の町内を進みます。
一休さんの看板を左に上がると寺院の裏側の大きな駐車場に行けます。今日はここをまっすぐ進みます。
左に見えるのが円蔵寺の一部です。町の中に無料の駐車場があるのでそこに駐車しました。
駐車場から少し戻ります。お土産屋さんや旅館な並んでいます。
石段と仁王門
右側に円蔵寺の本堂に向かう石段があります。
会津では「十三詣り」といって数え年で13歳になると柳津の虚空蔵様に参拝します。そのころはすごく長い階段だなと思っていました。
石段を登っていくと仁王門があり大きなわらじがお供えされています。
仁王門をくぐってさらに石段を登っていきます。
石段の突き当りにお地蔵さまが祀られています。
圓藏寺境内・本堂
ここを曲がると本堂があります。階段をのぼってすぐ迎えてくれるのは「赤べこの満子さん」です。新型コロナウイルス感染拡大で話題になった赤べこはここ柳津の虚空蔵様が発祥の地です。
そして、その先に手水舎となで牛があります。
なでられているところがこすれてピカピカしています。
そして、その先に福満虚空蔵菩薩を祀る圓藏寺の本堂があります。
大変大きな本堂です。ちなみに本堂の内部は撮影禁止になっています。
圓藏寺は大同2年(807年)に徳一大師によって開創されたと伝えられています。御本尊の福満虚空蔵尊は弘法大師の作と伝えられています。日本三大虚空蔵尊の一つで丑寅年の守り本尊として知られ、県十大祭りのひとつ「七日堂裸詣り」は一年の幸福と無病息災を祈る奇祭として知られています。
自分も「七日堂裸詣り」には一度だけ参加したことがあります。白いふんどし姿で堂内の大鐘の縄を登る祭りです。
本堂からは只見川が見えます。
会津三十三観音霊場
柳津観音へは立札を頼りに本堂に沿って回り込むように進んでください。
ぐるっと回る感じです。一番奥になります。
寛政年間(1789~1800年)、圓藏寺の璋峰和尚は、四国三十三観音を巡礼し、それぞれの札所から少しずつ土を持ち帰り、境内に収めたそうです。寛政11年(1799年)に観音堂を建立すると会津三十三観音巡礼を巡った人々は、最後に柳津の観音を参詣するようになったそうです。文政元年(1818年)に堂塔、観音堂を焼失したが観音像は無事でした。以後、観音堂は再建されていません。
ここには聖観世音像の他に四体の菩薩を参拝することができます。
奥之院・弁天堂
今回は奥の院・弁天堂にも行ってみました。
奥の院・弁天堂には石段を右側に向かいます。
石段をのぼり苔の道を進みます。
進んでいくと下りの石段がありますので下がってください。
下がっていくと赤い橋が見えてきますので渡ってください。
橋を渡ると墓地があります。墓地の先に奥の院辨天堂があります。
御朱印
御朱印は本堂の社務所でいただけます。
圓藏寺では三種類の御朱印が頂けます。福満虚空蔵菩薩、三十三観音、七福神の御朱印です。受付で三十三観音の御朱印をお願いしてください。
本堂で御祈祷が行われているときは御祈祷が終わるまで待たなくてはなりません。また、神社、仏閣以外の御朱印がされている御朱印帳には書かない胸の注意書きが書かれていますので注意が必要です。
こちらがいただいた三十三観音の御朱印です。
アクセス
柳津観音(やないづかんのん)について
聖観世音菩薩
河沼郡柳津町大字柳津字寺家町甲176
駐車場:ございます。
祭礼:なし
御詠歌
「柳津は岩に聳えて懸造り 前には只見の舟の浮きはし」
やないづはいわにそびえてかけづくり まえにはただみのふねのうきはし
最後まで読んでいただきありがとうございます。
tsuneでした。